後悔する前に知っておくべき！ツーバイフォー工法のデメリットと理想の住宅設計術

ツーバイフォー工法は、断熱性や耐震性に優れた木造住宅の建築工法で、日本でも多くのハウスメーカーが採用しています。

一方、ネットやSNSで家づくり経験者の口コミを見ると「ツーバイフォー工法はやめたほうがいい」「後悔した」などの意見もあり、不安に感じている方も多いはずです。

今回は「ツーバイフォー工法で家を建てるメリット」や「後悔した事例・デメリット」について詳しく解説していきます。

ツーバイフォー工法とは何か？

ツーバイフォー工法（正式名称：木造枠組壁工法）は木造住宅の建築工法の一つで、アメリカの開拓時代に考案されたと言われています。

札幌の観光名所「時計台」もツーバイフォー工法が使用されていることで有名です。

名前が示すように、使うのは「2インチ×4インチ」のツーバイ材と呼ばれる木材。

ツーバイ材に構造用合板を貼り付け、それを工場でパネル化し組み合わせて「壁」「床」「天井」などを構成していきます。

ツーバイフォー工法は面で支える構造のため、外からの力を建物全体で受け止め分散させることができ強度を高く保てます。

これまで日本では柱と梁で建物を支える「在来工法」が多く使われていました。

しかし、地震や台風・集中豪雨など自然災害が多発している昨今において、より耐久性に優れた「ツーバイフォー工法」を選ぶ方が増えてきています。

ツーバイフォー工法のメリット

では、ツーバイフォー工法で家を建てるとどのようなメリットが得られるのか？

代表的なメリットが下記の5つです。

ツーバイフォー工法は面と面を繋ぎ合わせるため隙間が生まれにくく、気密性・断熱性が高いです。冷暖房の効率が良く、夏場・冬場のエアコン代節約に貢献します。

工事の期間が短いのもメリットです。工場で加工された部材を使用するので現場での作業数が少なく、設計から完成までのスピードは他の工法よりも早めになります。

また、事前に「材料費」などのコストが明確になるため、予算管理がしやすいです。引き渡し時に追加請求されるなど、トラブルに巻き込まれることもないでしょう。

ツーバイフォー工法で後悔するパターン

断熱性・耐震性に優れた「ツーバイフォー工法」ですが、中には後悔してしまう方も見られます。ここでは実際にあった「後悔事例」「失敗談」を3つご紹介します。

もっと早く知れば良かった！とならないよう、事前にデメリットも把握しましょう。

1. 間取りの自由度が想像よりも低かった

標準化された部材を使用するため、どうしても間取りの自由度は下がってしまいます。滑らかな曲線を持つ家を建てたいなど、独自性を重視する方には不向きです。

また、家族構成が変わったり、途中で部屋の配置を変更したくなっても「大規模なリノベーション」を行うのは難しいです。在来工法より融通は利きにくいでしょう。

そのため、10年後・20年後・30年後を見据えて住宅設計することが大切です。

2. 開口部が大きくできなかった

ツーバイフォー住宅の場合、開口部を大きく取ろうとすると壁をくり抜かなければならず、家の強度がガクッと落ちてしまいます。

そのため、構造上「勝手口」「窓」が狭くなりがち。明るくて開放感ある空間を望んでいる方や、部屋一面の大きな窓を作りたい方は、希望を叶えるのは難しいです。

3. カビ・ダニが発生して困った

施工ミスや気密性が高すぎることにより、家の中と外の気温差が激しくなって結露が付きやすくなる場合があります。

このことが原因で「カビやダニが発生して健康に被害が及んでしまった」「木材の腐敗が想像より早かった」と後悔している方も少なくありません。

しかし、本来結露対策はハウスメーカーが行う設計の一部に組み込まれています。実績のあるメーカー・ツーバイフォー工法が得意な職人に依頼することが重要です。

家づくりで後悔しないためのコツ

家づくりを進めるにあたって、様々な場所から情報を収集することは大切です。

しかし、だからといって、他人の意見を鵜吞みにしすぎてはいけません。

重要なのは自分自身・周りの家族が「この家で良かった」と思えるかということ。

ここでは「後悔しないために絶対にやっておくべき2つのこと」をご紹介します。

1. 優先順位を明確にする

家づくりでは決定事項が様々あるため、優先順位を明確にする必要があります。

まずは「どんな家を建てたいのか」「どんな暮らしを実現したいのか」「絶対に譲れない条件は何か」・・・家族で話合うことが大切です。

また、今の家で不便・デメリットだと感じる部分を挙げていくのも良いでしょう。

話合いを進める中で「やっぱりリビングには大きい窓がほしい」「親が高齢になった際、同居できるように間取りの変更は自由にしたい」と感じる場合もあるはずです。

そんな時は「ツーバイフォー工法」にこだわらず、「在来工法」を選択肢に入れることも大切でしょう。

優先順位を明確にすることは、予算オーバーを防ぐことにも繋がります。

2. ツーバイフォー住宅を建てられるハウスメーカーを比較してみる

ツーバイフォー住宅が建てられるハウスメーカーと一口に言っても、「断熱性」「耐震性」「デザイン」などはメーカーによって大きく異なります。

また「2×4工法」に加え「2×6工法」も採用していたり、独自開発した「オリジナル工法」を使用しているなど、各メーカーで工法も違ってきます。

もちろん、アフターサービスの内容も異なり、結露・カビなどが発生した際に保証内で対応してくれるかも様々です。

特にここ最近は人気の高さから、ツーバイフォー工法に対応したハウスメーカー・工務店が急速に増えてきました。

ハウスメーカー選びで失敗しないためには、事前に複数のメーカーを見て「得意分野」「実績」「予算」「保証内容」などを比較しておくことが大切です。

次の章では「ハウスメーカーの比較で使うべき無料サービス」をご紹介しています。

ハウスメーカーの比較で絶対に使っておきたい無料サービス

ハウスメーカーを比較するといってもお店に1軒1軒足を運ぶほど時間に余裕はない、住宅展示場やモデルハウスに行くと押し売りされそうで怖い・・・

こんな方におすすめなのが、オンライン上で複数のハウスメーカーに間取り図作成・土地探し・資金計画をまとめて依頼できる「HOME4U家づくりのとびら」です。

家づくりのとびらでは、注文住宅の専門アドバイザーによる無料相談サービスも実施されており、初めての家づくりで悩みがちな「予算の立て方」「ハウスメーカーの選び方」「住宅ローン」「保険」のことなどプロから様々なアドバイスがもらえます。

事前に使っておくことで、ハウスメーカーとミスマッチが起こることは少なく、家づくりで後悔する確率をグッと減らすことができるサービスなのです。

家づくりのとびらを利用するメリットについて、詳しくは下記をご覧ください。

1. NTTデータグループ会社が運営するサービスで安心

家づくりのとびらを運営するのは、東証一部上場の株式会社NTTデータの完全子会社で、20年以上に渡って不動産系比較サイトを運営しています。

不動産領域で強く名が知られており、累計利用者数は1,900万人以上。注文住宅の専門アドバイザーの満足度は98.2%と、多くのユーザーから高い支持を得ています。

実績・信頼を兼ね備えたサービスなので、安心して利用できるでしょう。

2. 中立な立場で専門家からアドバイスがもらえる

家づくりのとびらを使うと、中立な立場で専門家からアドバイスがもらえます。特定のハウスメーカーを勧められたり、セールストークされたりすることはありません。

不安な点があれば何でも相談でき、常に第三者目線でアドバイスがもらえます。また、各メーカーの不得意分野・弱みなどを教えてくれるのも嬉しいポイントです。

3. 家づくりの全体像が明確になり疑問が解消される

家づくりのとびらでは「間取りプラン」の作成依頼だけでなく、「土地探し」「資金計画」などもサポートしてくれます。

カタログだけ渡して終わりといったサービスとは違い、家づくりの全体像を明確にでき、注文住宅を建てるうえでの疑問が解消されます。

土地のことを不動産会社に問い合わせたり、資金のことをファイナンシャルプランナーに個別で相談する必要はないので、効率よく家づくりが進められるでしょう。

4. 厳選されたハウスメーカーのみで悪質業者と出会わない

家づくりのとびらで、家づくりプランの作成依頼ができるのは「厳しい審査基準をクリアした厳選優良企業」のみです。

悪質な業者は徹底排除されており、初めての方でも安心して利用できます。個人情報の取り扱いも厳重に管理されており、勝手に他業者に情報が渡ることはありません。

5. 断りの連絡も代行してくれる

複数のハウスメーカーを比較するとなると、候補から外れた業者がいた場合は断りの連絡を入れなければならず、なかなか勇気がいるモノです。

しかし、家づくりのとびらではスタッフが断りの連絡を代行してくれます。心理的なストレスを抱える必要はなく、電話連絡を入れる手間を省けるのもメリットです。

6. 全てのサービスが完全無料で利用できる

家づくりのとびらは「オンライン相談」「間取りプラン作成」「土地探し」「予算シミュレーション」など、全て完全無料で利用できます。

手数料がかかったり、建築費に費用が上乗せされるのでは？といった心配は不要。

これは契約に至った際に、家づくりのとびらがハウスメーカーから「販促費」として費用を受け取っているからです。キャンセル料が請求されることもありません。

家づくりで後悔したくないなら、正直なところ使わないと損なサービスなのです。

家づくりの失敗は一生の後悔！

家は人生で最も高価な買い物であり、絶対に失敗だけは避けたいところです。

実はこの記事の筆者である私も過去に、住宅展示場に行きその華やかな内装・外装を見て、このハウスメーカーさんに依頼しようと即決しそうになることがありました。

しかし、妻の助言もあり、一旦冷静になって情報収集に専念。

複数のハウスメーカーを比較することで「もっとコスト効率の高いメーカーがある」「この工務店の方が保証内容が良い」など、気づかされることが多くあったのです。

あの時即決していたら、一生後悔していたんだろうなと思います。

おかげで今は理想のマイホームで、家族仲良く暮らすことができています。

もし「近い将来自分の家を持ちたい」「家づくりで絶対失敗したくない」と考えているなら、まずは情報収集・ハウスメーカーの比較から始めてみてください！