空き家を処分したり、新しく住宅を建て替えるには、家の解体が必要になります。
そこで、気になるのは「工事にどのくらいのお金がかかるのか」ということ。
今回は建物の構造別に「家の解体費用の相場」を解説します。
また「解体費用を安く抑えるコツ」や「補助金の活用方法」もご紹介。
解体工事で絶対に大損・後悔したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
家の解体費用の相場はこちら
家の解体にかかる費用は「建物の構造」「広さ」によって決まります。
- 木造：3〜4万円 / 坪
- 鉄骨造：4〜6万円 / 坪
- RC造（鉄筋コンクリート）：5〜8万円 / 坪
30坪の木造2階建てを解体する場合だと、90〜120万円がかかる計算になります。
また、解体する家が下記のような状況にあると
- 道路が狭くて重機が入れない
- 解体場所が産業廃棄物処理施設から遠い
- 建物にアスベストが使用されている
「人件費」「除去費」などにより、追加で費用がかかるケースも少なくありません。
広さにもよりますが、最低でも100〜200万円程は見積もっておくべきでしょう。
解体費用を安く抑える3つのコツ
家の解体工事を少しでも安く済ませたいなら、事前の準備が必要不可欠です。
1. 荷物を減らしておく
家の中に「家具」「家電」が残っている場合は、事前に処分を済ませておきましょう。
また、敷地内の庭木や雑草も処理しておくことが大切。
業者に処分を任せると、高額な「廃棄費用」がかかってしまうからです。
2. 安い解体業者を探す
ハウスメーカー・工務店に、解体業者を紹介してもらうのはおすすめできません。
なぜなら、仲介手数料が発生し、相場より費用が20〜30%程高くなるからです。
そして、大切なのは複数の業者（最低3社）から見積りを取り比較をすること。
工事内容は同じでも、業者によって解体費用は数十万円単位で変わってきます。
3. 補助金や助成金を活用する
家を解体する際、自治体から「補助金」「助成金」が支給される場合があります。
- 老朽危険家屋解体撤去補助金
- 都市景観形成地域老朽空き家解体事業補助金
- 建て替え建設費補助金
解体費用の約1/2まで支給、金額で言うと100万円近くもらえるモノもあります。
正直なところ、申請しない理由はありません。
ただし、補助金は「先着順」です。
予算がなくなり「受付終了」となる前に、早めに動き出すことが大切です。
たしかに、解体工事を依頼するのが初めてだと難しい場合もあるはず。
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もちろん、最終的に工事を依頼するかしないかは個人の判断です。
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特定空き家に対して罰金！？
お金に余裕がある訳ではない、業者に解体工事を依頼するのは面倒くさい・・・だからといって、空き家を放置し続けてはいけません。
空き家を放置すると「特定空き家」に指定され、下記のような罰則が科されます。
特に最近は空き家の増加が深刻な問題となっており、対応も厳しくなっています。
中でも3年以上「空き家」を放置している方は要注意です。
繰り返しになりますが、空き家の解体には補助金が支給される場合があります。
補助金は先着順です。
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- 遅れたせいで工事費が高額になってしまった
- 特定空き家に指定され、罰則を食らってしまった
できるだけ早く動き出すことを強くおすすめします。
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