- クレジットカードのあとから分割払いって何？
- あとから分割が使えないときがあるのはなぜ？
- あとから分割を利用する際の注意点ってある？
今回は上記のようなお悩みを解決します。
クレジットカードには「あとから分割」といって、一括払いで購入した商品の支払いを、買い物後に分割払いに変更できる機能が備わっていることはご存知でしょうか？
口座残高が少なく今月の引き落としが厳しいといった際に、心強い機能の一つです。
今回は「あとから分割の使い方」や「注意すべきデメリット」について解説します。
また、借金の返済で余裕がない方に向けて「使うべきおすすめの救済措置」や「ネットで話題の便利なサービス」もご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
クレジットカードのあとから分割とは
クレジットカードのあとから分割とは、一括やボーナス払いで購入した商品の支払いを購入後に分割払いに、つまり希望の支払回数に変更できる機能のことを指します。
- 今月の支払いが想像していた以上に多かった
- 引き落とし日までに資金が用意できそうにない
- 店員に分割払いをお願いするのを忘れてしまった
例えば10万円の商品を購入したものの、他の出費も重なり今月の支払いが厳しくなった。そんな時にあとから分割を使えば、10万円の支払いを複数回に分けられます。
変更できる支払回数はクレジットカードによって異なります。ただ、基本的には3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回の中から選択できることが多いです。
一括払いで購入した商品をあとから「2回払い」へと変更するのは原則できません。
あとから分割の利用方法
あとから分割払いのやり方は「電話」「ネット」の2つがあります。とはいえ、最近はクレジットカードのWebサイトのマイページから設定できるケースがほとんどです。
- お店や通販で商品を購入する
- マイページに利用明細が表示される
- お支払いサポートから「あとから分割払い」を選ぶ
- 分割払いしたい商品の支払回数を変更する
マイページからだと2~3分程で行えるので、手続き自体は非常に簡単です。
あとから分割ができないのはなぜ？
マイページから手続きを行おうとしたものの、あとから分割ができなかったというケースもあるでしょう。そんな時に考えられる理由は下記の3つです。
- 変更期限が過ぎてしまっている
- 利用額が規定の金額を超えていない
- 分割払いに対応していないお店で購入した
1つずつ順番に解説していきます。
1. 変更期限が過ぎてしまっている
あとから分割ができない理由として一番多いのが、変更期限が過ぎてしまっているケースです。
クレジットカード会社によって多少異なりますが、基本的には支払日の1週間前までに手続きしなければなりません。27日が支払日なら20日までに手続きが必要な訳です。
2. 利用額が規定の金額を超えていない
クレジットカード会社によっては「〇万円以上の買い物から分割払い可能」と、あとから分割払いができる金額に基準を設けているところも多いです。
例えば、人気のdカードの場合は「10,000円以上から」と決められています。
参考：あとから分割｜dカード
規定の金額を超えていないと、期間内であっても「あとから分割」はできません。
3. 分割払いに対応していないお店で購入した
全てのお店が分割払いに対応している訳ではないです。手数料の関係などで分割払いに対応していないお店も多く、そこで購入するとあとから分割払いもできません。
個人経営のお店はできないことが多いです。また、パソコン教室・語学学校・エステティックサロンなどの利用料金も、一括払いのみの決済となるケースが多いです。
事前に知っておきたいあとから分割のデメリット
商品購入後に支払いを分割払いにできる「あとから分割」ですが、デメリットも少なくありません。中でも特に注意したいのが、利息により支払総額が増えることです。
一括払いであれば利息は不要ですが、あとから分割払いを選ぶと金利が発生し、支払総額が増えてしまいます。つまり、余計なお金を支払わなければならないのです。
例えば15万円の商品を一括払いで購入した場合と、あとから分割で「6回払い」「15回払い」「24回払い」に設定した場合だと、最終的な金額は下記の通りになります。
| 一括払い | 6回払い | 15回払い | 24回払い | |
| 利用金額 | 150,000円 | 150,000円 | 150,000円 | 150,000円 |
| 手数料 | 0円 | 6,294円 | 15,094円 | 24,211円 |
| 合計金額 | 150,000円 | 156,294円 | 165,094円 | 174,211円 |
※実質年率：15.00%で計算
1度や2度利用するだけなら問題ありませんが、もし借金を返済するために、固定費・生活費の支払いを「あとから分割」に頼っている方がいれば、それは危険でしょう。
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1度や2度の利用であれば問題ありませんが、借金を返済するために「あとから分割」を頼るのは危険でしょう。最終的には、借金の自転車操業状態に陥ってしまいます。
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